Princess Tutu アンテナ登録に関する諸注意

目次

  1. はじめに 〜 そもそも「アンテナ登録」って何?
  2. 登録対象
  3. 登録条件
  4. 登録抹消条件
  5. 登録の流れ
  6. 更新時刻の出力について

0. はじめに 〜 そもそも「アンテナ登録」って何?

「Web アンテナ」と呼ばれる一種の CGI プログラムをのいんが設置・管理しています。Web アンテナは特定の Web ページの更新時刻を自動的に調べるものです。

Princess Tutu Antenna への「アンテナ登録」とは、この Web アンテナの更新時刻調査対象としてプリンセスチュチュ関連サイトの (1) サイト名称と (2) 管理者名、および (3) URL を登録することです。チュチュサイトオーナーが CGI を設置する必要はありません。具体的な登録の流れは 4 節を御覧ください。

どんなものを登録できるのか、登録するとどんなメリット・デメリットがあるのかについてはこの文書の 1 節を御覧ください。登録および登録抹消については 2 節3 節を御覧ください。

5 節は登録やサイト構成に関する技術文書です。自サイトの登録に興味のある方は最初の二項目 (「『更新時刻』って何?」および「更新時刻の表現方法」) を御覧ください。それ以降は必ずしも読む必要はありません。興味や必要に応じてお読みください。

1. 登録対象

以下に分類される Web サイトは本アンテナへの登録対象です。

アンテナからは、これら登録対象へのリンクが張られます。リンク先のアドレスとしてはサイトオーナーが望む URL を指定できます。

Note: 日記や BBS 等の CGI は技術的な問題で登録不能な場合があります。登録可能かどうかはこちらで調べますので、お気軽にご相談ください。また、こちらから登録を申し出る場合、事前に登録可能かどうか等の技術的なことは調べてから連絡しますのでご安心ください。

1.1 登録による得失

アンテナに登録すると、サイト管理者と閲覧者の双方にさまざまなメリットがあります。また、デメリットがある場合もあります。

1.1.1 登録するメリット

1.1.2 登録するデメリット

Note: 登録に関する技術的問題の有無の確認はアンテナ管理人側で行います。また、問題があった場合も解決作業はアンテナ管理人側が主導して行います。そういうわけで技術的なことをよく知らなくても登録は可能ですので、お気軽にご相談ください。

2. 登録条件

個人系サイトの登録条件は 2 つあります。

  1. 登録されるサイトのオーナーが登録に同意していること
  2. 適切な更新時刻を出力するサイトであること

後者の条件の詳細に関しては「5. 更新時刻の出力について」を御覧ください。

3. 登録抹消条件

4. 登録の流れ

登録は以下のような流れで行います。

  1. 登録することを合意
  2. サイトのどの情報を以て「更新時刻」とするか協議
    例:
  3. 仮登録
    (アンテナ管理人が) 登録上の技術的問題の有無を調査し、問題があればサイトオーナーと協議・調整する。
  4. 登録完了

技術的問題の有無の調査はアンテナ管理人がやります。問題が有った場合の調整計画も基本的にアンテナ管理人が立てます。ただし、問題を解決するための具体的な作業はサイトオーナーに協力を求めることになりますので御了承ください。

また、BBS 等は技術的な問題により登録できかねる場合もありますので御了承ください。

5. 更新時刻の出力について

5.1 ここで言う「更新時刻」って何?

サイト管理人であるあなた「これこそがこのサイト (あるいはページ) の更新日時だ」と思うもののことです。アンテナに登録する場合、何を「更新時刻」として扱うかは応相談。

サイト内の特定箇所に書いてある「最終更新」こそが「更新時刻」であるようなサイトもあれば、トップページやメニューページなどの特定ページを最後に修正した時刻が「更新時刻」であるようなサイトもあります。ここで注意していただきたいのは、前者の場合、「最終更新」として書かれている日時と、その「最終更新」を書いてあるファイルを実際に更新した日時が一般にずれているということです。

5.2 更新時刻の表現方法

更新時刻の表現方法は以下の二つに大きく分類されます。

  1. 特定ファイルを最後に更新した時刻そのものを利用
  2. 特定ファイルに自分で書いた「更新時刻」を利用

アンテナシステムはこれら両方の「更新時刻」に対応しています。が、システムが適切に更新時刻を取得するためにはいくつかの条件があります。そのため、システムがうまく更新時刻を取得できない場合はサイトオーナーに協力を求める場合がありますので御了承ください。

Note: アンテナから張られるリンク先 URL と、更新時刻を表現するファイルが同じである必要はありません。たとえば「更新時刻はメニューページのものを利用するが、アンテナからのリンク先はトップページ」 というようなことができます。

なお、システムがうまく更新時刻を取得できないサイトをアンテナに無理矢理登録すると以下のような現象が発生します。



以下にシステムがうまく更新時刻を取得できるような更新時刻表現の具体的な説明をします。登録に当たって (運悪く) 協力を求められる羽目になったサイトオーナーさんや、アンテナへの登録を前提としてサイト設計中のサイトオーナーさんは御覧下さい。

5.3 特定ファイルの更新時刻そのものを利用する場合

5.3.1 基礎知識: HTTP レスポンスヘッダ

Web サーバにコンテンツ取得を要求すると、当該するコンテンツそのものを送信する前にコンテンツの種類 (HTML ソースや画像など) 等の管理情報を送信してきます。これを「HTTP レスポンスヘッダ」といいます。HEAD リクエストという方法を用いることで、コンテンツそのものは送信させずに HTTP レスポンスヘッダのみを取得することもできます。

HTTP レスポンスヘッダの例:

200 OK
Connection: close
Date: Fri, 27 Aug 2004 12:38:52 GMT
Accept-Ranges: bytes
ETag: "de6a5a-167b-412f2a32"
Server: Apache/1.3.31 (Unix)
Content-Length: 5755
Content-Type: text/html
Last-Modified: Fri, 27 Aug 2004 12:33:54 GMT
Client-Date: Fri, 27 Aug 2004 12:38:52 GMT
Client-Peer: WWW.XXX.YYY.ZZZ:80
Client-Response-Num: 1

HTTP レスポンスヘッダには、当該コンテンツの最終更新時刻そのものを示す "Last-Modified" という情報が含まれる場合があります。特定ファイルの更新時刻そのものを利用したい場合、第一にこの情報を用いることを検討します。

5.3.2 HTTP レスポンスヘッダの Last-Modified が利用できる場合

特別な作業は必要ありません。単にアンテナに登録するだけで作業終了です。

5.3.3 HTTP レスポンスヘッダに Last-Modified が含まれない場合

対象に広告が勝手に挿入されるサーバを利用していたり、対象が SSI (Server Side Include) を利用した Web ページである場合などでは HTTP レスポンスヘッダに Last-Modified が含まれない場合があります。

対象が SSI を用いた Web ページである場合は HTML ファイルの head エレメントに meta タグを一つ追加することで HTTP レスポンスヘッダの Last-Modified と等価な代物を自動的に HTML ファイル内部に記述してあるようにみせかけることができます。

<head>
<meta http-equiv="last-modified" content="<!--#echo var='LAST_MODIFIED'-->">
</head>
注意: meta タグは途中改行せず、必ず一行で書いて下さい。
また、"#"の前後に空白を含めないでください。

対象が (1) SSI を使った Web ページで且つ (2) SSI の echo ディレクティブを利用できる場合はこの方法で解決できます。それ以外の場合は応相談です。

5.3.3.1 自動生成された HTML の場合

MS FrontPage 等のオーサリングツールを使ってページを作成している場合、上記の meta タグをオーサリングツールがうまく HTML ソースに埋め込めない場合があります。

オーサリングツールが余計なことをしてしまった例:

<head>
<meta http-equiv="last-modified"
content="&lt;!--#echo var='LAST_MODIFIED'--&gt;">
</head>

「メモ帳」等のテキストエディタを用いてオーサリングツールが生成した HTML ソースを直接いじることも考えられますが、全くお勧めできません。そのような場合は更新時刻を表現するためだけにダミーのファイルを用意することで対応できる場合があります。詳細は応相談。

オーサリングツールで作成したサイトの管理に於ける一般的な注意

オーサリングツールが自動生成した HTML をテキストエディタで編集するのは一般的に危険な行為です。そのような行為には以下のようなリスクが存在します。

  • 文字化けする
  • 改行がおかしくなる
  • オーサリングツールから読み込めなくなる
  • その他

テキストエディタ等で安全に HTML ファイルを修正するには、少なくとも、これらの問題が発生する理由や回避方法を事前に把握している必要があります (文字コードや改行コード、HTML の仕様等々、様々な要因がありますが、ここでは説明しません)。お使いのオーサリングツールやテキストエディタ、および生成された HTML ファイルの技術的特性を把握している自信の無い方は、オーサリングツールが自動生成した HTML ファイルをテキストエディタで開かないことを強く推奨します

なお、オーサリングツールを使って生成したサイトに関して、アンテナ管理人が (生成された HTML ファイルを) テキストエディタで編集するような指示はしません。ご安心ください。

5.3.4 SSI 方式カウンタとの相性

更新情報を取得するのに利用するファイルが SSI 方式のカウンタを使っている場合、アンテナシステムが更新情報を取得する度にカウンタが回ってしまう可能性があります。このことが問題になる場合も更新時刻を表現するためだけのダミーファイルを用意するなどの方法で対応できる場合があります。詳細は応相談。

5.4 自分で書いた「更新時刻」を利用する場合

アンテナシステムに手書きの「更新時刻」を認識させるためには以下の条件を満たす必要があります。

  1. アンテナシステムが認識できる「時刻」の書式に従って記述していること
  2. 「更新時刻」が書いてある HTML ソースの行に、一意に特定できる文字列があること
    (半角英字が望ましい)
  3. 「更新時刻」が書いてある HTML ソースの行に、誤認識の原因になる文字列が無いこと
    (半角数字や日本語があると誤認識されやすい)
例:
<p>
最終更新:
<!-- LAST_UPDATE -->2004.08.27
</p>

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